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2010年09月09日
所作に宿るエロスまたは芸術と、立華のお誘い。
彼がメガネを外す仕草が好きだとか、
お箸をキレイに使って食べるさまが好きだとか、
所作にエロスは宿ったりするわけですが。
モノを運んだり、食べたり、出来りゃいいけど、
それを為す過程の美しさも重視するか、しないか。
その積み重ねは年を経て、随分と人間の品格に関わってきそうだな、と。
お金はどんなお金でも、同じお金だけど、
どうやって手に入れたお金なのか、私は意味があると思ってるし、
逆にその意味に固執してお金儲けを悪く捉えることも、
とても不自由でみっともないと思う。
勇気を持って、美しく、元気よくちゃんと稼ぎたいものだなぁ。
さて、リコの敬愛する、東京画廊の山本豊津さんが以前、
『日本の芸術は身体性が伴う』というお話をされてたんですね。
例えば、西洋の絵画は完成した絵を額縁に飾った状態で「作品」。
一方、茶道や華、書は、創作過程の所作も含めて「作品」。
LIVE感があって、インスタレーションに近い芸術と言えるのかしらね。
だから、歴史的な書画を見て回ることとか、
建造物を訪ねるのも素晴らしいことだけど、
いまこの時代にご存命の先生方の生の姿を、
出来るだけこの目に焼き付けたい!!!と考えるようになりました。
ってことで、今月はこれに行こうと思ってます。
↓
『心奪(Shinbaï) 魂の略奪、あるいは飛翔 -』
ダンサー、エマニュエル・ユインと生け花師範、奥平清鳳による創作パフォーマンス
【公演概要】
日時:・9月23日(木・祝)19:00開場 19:30開演
・9月24日(金)19:00開場 19:30開演
・9月25日(土)19:00開場 19:30開演
・9月26日(日)14:30開場 15:00開演
会場 :青山スパイラルホール/3F
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/2010/09/-shinbai.html
入場料:4,000円
予約は日仏学園から・・・日仏学院サイト
http://www.institut.jp/ja/evenements/10013
*****
好評を博したフランスでの2度の公演、スペイン公演を経ての日本公演で、
アンジェ国立振付センター(CNDC)芸術監督であるエマニュエル・ユイン氏による
フランス最高峰のコンテンポラリー・ダンスにしても、
うぶだて と言って枝そのものの姿を生かした立華にしても
(いま、立華というと骨組みを作って枝をつないでかたちをつくるものが指導されている)
なかなか見る機会はない!行かねば!行かねば!と。
海外に行くたびに反省するんですけど、
「なんで東京でもこれくらい積極的に遊ばないんだろう」って。しみじみ。
NY行ったら一日に2本舞台を観たり、美術館を回ったりするじゃん。
なのに東京に戻ったら、毎日のんびり・・・
せっかく世界最高峰の芸術が行ったりきたりする都市に住んでいるんだから、
もっと積極的におでかけして、生で体感せねば!!と!!
上海から戻ったばかりなので、多少鼻息荒いですが!!ふがふが!!
投稿者 riko : 2010年09月09日 17:05