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2006年09月01日

表紙に見る日本人

帯で売る!みたいな風潮がある書籍。
そんな帯はもちろん、本のタイトルも興味深いものが多く
キャッチコピーを書いてお金を戴いている身としては、
ツイツイ目がいってしまいます・・・

今回気になったのワードは「惑わされない」。

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↑2.0に惑わされるな!って、ビビリ過ぎだよアンタw

「惑わされるな!」「騙されるな!」とうたったコピーは、
特にお勉強系の書籍に多い。
世の中はそんなに危ないのか。不安を煽りやがってw
騙されるのなんて気にしないで、波に乗っちゃったほうが
とっとと身につくものも、多いだろうに。

不安なことや、惑わされそうなことがあったら、
確かな人に質問すればいい。「どうかな?」って。
近所に詳しい親切な人はいなくても、
WEBの世界にウジャウジャいるし。
図書館や博物館みたいな専門の施設に聞くのもよい。
知らないことを覚えるんだから、惑うのは当然なのにね。
こんなコピーが目に付くってことは、みんなよっぽど
自分ひとりで解決しようとするんだな。

そこで目に飛び込むのは、この人気シリーズ。

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↑「プロとして恥ずかしくないシリーズ」どーん!

「お母ちゃん、恥ずかしいったらありゃしないよ!」
と、刷り込まれた日本人には、「恥ずかしい or NOT」が
体の大事な部分を巣食っているんでしょうかね。
「人様の手を煩わせるなんて、母ちゃんホンッと恥ずかしいよ!」

でも、「恥ずかしい」はいい文化だよ。清潔さや親切さに通じていくことも多いし。

そこでいくと、この「プロとして恥ずかしくない~」の寿命は
そう長くないんですかね?
だって、これからプロでPCいじってく連中ってのは、
親が恥ずかしくても自分は恥ずかしくないから、ま、いっか。
な人口が増えていくと思うんですよ。

私が親兄弟、学校と同じレベルでテレビを環境として育ったように、
WEBを環境として育った人々。
よくも悪くも無防備に学ぶ。
彼らに、「恥ずかしい」がどこまで意味があるのかしら。

そして彼らに意味があるコピーはなんなのかしら。

それは企業秘密なので、また次の機会に・・・w

投稿者 riko : 10:00