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2008年12月09日

会社が楽しい必要、あると思いますか?

Q.「会社が楽しい必要は、あると思いますか?」

A.「あると思います」

究極、仕事なんてどこの会社に頼んだって大差ないわけなんですよ。
1銭の入札の差で公正に泣きを見たりとか、
0.1秒に命をかけるスピード重視で美しい流れ作業とか、
そういう「素晴らしさ」を求められてない業種なんて特にね。

やれピンクがいいとか、いやブルーじゃないとか、
ぶっちゃけてしまえば、どっちでも死ぬわけじゃあるまいし。
(そこに売れ行きの差が出て首くくる程の事態になったりもしますが)

でもリコはね、そこは、
「お父さんのパンツと一緒に洗濯したらイヤァァア~ッッ」と、
絶叫する中学生女子の潔癖さを持って、
「絶対にピンクだぁあああっ!!」って戦いますけどね。
(その潔癖さや、戦う姿勢にギャラが支払われているような商売ですから)

結局、どこに頼んでも大差ない仕事なら、
一緒に過ごしたい人間に頼む。簡単なことです。
だから、健康で楽しくて、浮かれた会社でいればいいと思います。


↑浮かれたといえば、最近では3人で恒例の酉の市飲み@花園神社へ。熊手を買って、道行く人たちまで大勢巻き込みつつ三三七拍子で景気よく浮かれてきました。ウチの会社の健康を祈願してくれた、浮かれた他人たちよ、ありがとう

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で、なんでこんなコトを急に言い出したかというと。
会社をやってる友人に、先日質問されたからなんですけどね。
彼のオフィスも、弊社アジトと同じノリで、
かなりハッピーなデザインだったんですけど。
事業拡大に伴い、別室も設けたりしていくなかで、
そのハッピーなデザインだった本社を多少改装し、
打合せスペースとすることに。

で、元来ナマケモノ、というか、のんきな彼は、
社員に改装の内容を任せきっていたようなんです。
そしたら・・・・超フツーにオフィスに変貌したらしく。
(リコはまだ改装後を見てないので詳細はわからんが)

で、彼は
「会社なんだから楽しい必要は無いって言われたような気分」
と、しょしょしょ、となってたんですよね。

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「打合せスペース」とは、敵を迎え撃つ場所と言っても過言ではありません。
そのとき、大好きな山本豊津さんのお話を思い出しました。
「鹿鳴館は、なっていない!」と。

鹿鳴館って、外国からの賓客や外交官を接待するために、
明治政府が建てた社交場で、「日本が文明国家だ!」てアピールしたくて、
バッチリ西洋式な設計がされてるわけですよ。

そんなとこに、日本人がドレスだスーツだを着て待ち構えても、
やってきた西洋人の方が、絶対にかっこよく見える。
自分たちが一番かっこよく見える舞台を整えて迎え撃たないで、どうすんだ!
ずずいっと和室に通して、足のひとつも痺れさせてやればいい、とw

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蛍光灯がギンギンに照らす、超合理的な打合せスペースで、
初めての仕事相手と、初めての打合せをする。
そのときの彼が、一番かっこよく見えるなら、それでいいんだと思います。

でも彼に仕事を頼みに集まってくる人たちは、
彼と遊びたい!一緒に悪巧みしたい!!と、
ワクワクしに来てたんじゃないかな?

そう思うと、以前のバカっぽいオフィスの方が、
やはり彼が敵を迎え撃つ舞台として、適していたようにも思います。

それを、単に「社長がバカやってるから、マジメに改装しよう」
と、言われてしまったような気持ちでしょげてたんだろうね。
しょうがないよ、実際にちょっとバカだしww

と、最近された質問から小噺でした。ふんがふふ。

投稿者 riko : 2008年12月09日 00:30